歴史History
高松盆栽の生産は江戸時代に、地元の愛好家が山に自生する松を鉢植えに仕立てたことがはじまりだといわれています。水はけがよく雨が少ない環境が松の自生に適していたことから、黒松、五葉松、錦松の生産が盛んになりました。
また、旧高松藩主第12代松平賴壽(まつだいら よりなが)公が盆栽の愛好家で、1934年に国風盆栽会(現日本盆栽協会の前身)を設立したことも高松盆栽の発展に寄与しました。
「高松盆栽の郷」は、香川県農業協同組合(JA香川県)が運営する盆栽の販売、および情報発信の拠点施設です。高松市の鬼無・国分寺地区は全国一の松盆栽の産地であり、高松市の盆栽振興とブランド化の構想にあわせて、2020年4月に当施設はオープンしました。盆栽愛好家、家族連れ、観光客など年間約1万人が訪れています。
当施設には、「高松盆栽の郷」推進協議会の会員約50名が生産する1万点の盆栽が常時並んでいます。
高松盆栽を代表する黒松・五葉松・錦松の松柏類はもちろんのこと、季節の花や実が楽しめる雑木や山野草など様々な盆栽が一堂に集まります。盆栽作家が直接委託販売を行い、かつ1万点の多種多様な盆栽が揃う施設は全国でも類を見ません。また、常駐する盆栽作家が盆栽の管理を行っているため、高品質な盆栽を安定して提供できることが強みです。
高松盆栽の生産は江戸時代に、地元の愛好家が山に自生する松を鉢植えに仕立てたことがはじまりだといわれています。水はけがよく雨が少ない環境が松の自生に適していたことから、黒松、五葉松、錦松の生産が盛んになりました。
また、旧高松藩主第12代松平賴壽(まつだいら よりなが)公が盆栽の愛好家で、1934年に国風盆栽会(現日本盆栽協会の前身)を設立したことも高松盆栽の発展に寄与しました。
「高松盆栽の郷」では、盆栽園主のことを「盆栽作家」と呼んでいます。
それは、盆栽を「作る」ことを大切にしているため。盆栽作家が1から手をかけて大切に育てた1点ものの盆栽をお届けします。
当施設は盆栽愛好家だけでなく、初心者や観光客など幅広い層に門戸を開いています。
入り口の前には盆栽の棚場がオープンに広がり、土日には花木の買い物を楽しむ家族連れや若い方、地元の子どもたちも気軽に訪れています。
雑木や山野草は500円ほどから販売しており、直接販売ならではの良心的な価格も魅力です。
また、「高松盆栽の郷」では愛好家の育成にも取り組んでいます。
初心者も楽しめる苔玉づくりの体験教室や、本格的な盆栽管理を学ぶ盆栽学校を開設し、盆栽に親しんでもらえる機会を創出しています。
「高松盆栽の郷」では、盆栽の手入れのためのはさみ・土・肥料・植木鉢を販売しています。
ホームセンターでは取り扱っていない、剪定ばさみや芽切ばさみ、枝を切る太いはさみなど盆栽専門のはさみを5~6種類用意しています。
盆栽に適した川砂と赤玉土を用意しています。ホームセンターで販売されている土よりも高額ですが、盆栽専用の高品質な土になっています。
盆栽専用の高品質な油かすや化成肥料を取り扱いしています。
展示用の化粧鉢から養生用の鉢まで取り揃えています。
「高松盆栽の郷」では、高松商工会議所の2020年「盆栽新商品コンテ
スト」で入賞した商品を販売しています。